>輸出量が同じで円安になれば収益は減るはずだけど、収益は上がってるんですか?
そういう目先の話じゃないのよ
あと、収益が減るとかそういう甘っチョロい次元の話でもないのよ
たとえば、C国製のとある商品が100ドルで世界に流通しているとしよう
【円高】の日本でそれを普通に製造したら110ドルでしか輸出できない
【円安】の日本でそれを普通に製造したら90ドルで輸出できる
●円高の場合に起きること
・世界…日本製のその商品は「1個も売れない」
・日本国内…C国製品を100ドルで輸入した方が安いので、日本製のその商品は「1個も売れない」
「1個も売れない」商品を作っている企業は
収益が減るどころでは済まず、収益が「完全に途絶えて」廃業・倒産
そして失業・一家離散・ホーレス!
●円安の場合に起きること
・世界…日本製のその商品が「世界市場を牛耳る」
・日本国内…日本製のその商品が「日本市場を牛耳る」
世界の需要を日本の製造業が一手に担い、
注文殺到、作れば売れるの大商いでボロ儲け
常に国民の一定割合を占める平均以下のIQの人たちにも相応しい仕事が行き渡り
彼らにも普通に人並みの賃金が支払われる
(かつて言われた「一億総中流」ってのがこれやね)
このように、為替レートにより、商品価格が100ドルより“僅か”に上になるか下になるかで
天国と地獄ほどに明暗が分かれることになる
収益が減るとかそういう次元の話じゃないことを、お分かりいただけただろうか?
でも実際には、円高でもなんとか作り続けなきゃ食ってけないから
・100ドルで作れる海外へ「工場を移転」したり
・100ドルで作れるように「人件費を削減」したり
することになる
そして、
・工場移転の場合は、平均以下のIQの人たちの雇用機会が失われる(ただでさえ低賃金の人たちの賃金がなおさら上がりづらくなる。最悪、失業)
・人件費削減の場合は、人件費が正社員の半分で済む非正規の割合を高めることになる(貧困層が拡大する)
つまり、円高では、通貨安の国の人件費に合わせて『こっちの賃金を削らなきゃ』ならなくなる
円が強くなったせいで、平均以下のIQの人たちは、発展途上国ばりの低賃金・窮乏生活を強いられるハメになり、円高のメリットなどこれっぽっちも享受できないばかりか、彼らの消費活動によって成り立っている裾野の産業までドミノ倒しのジリ貧となり、日本の経済そのものが委縮する。一言でいっちゃうとこう「日本の経済成長が止まる」
円高は中・長期的に経済を疲弊させる
円安は日本経済にとっての「救いの神」
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