ヨーカドー、大量撤退で「さんざん地元商店をぶち壊して、利益が 上がらなければ撤退するのは無責任だ」との批判なぜ起きた?


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001 2024/02/22(木) 12:45:21 ID:S/5/LLFNIo
そしてこの批判の“誤解”とは?

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下のイトーヨーカ堂が、北海道・東北・信越地方の17店を閉店すると報じら
れた。同エリアからの撤退により、ヨーカドー空白地帯が拡大することになる。中四国、九州、沖縄にはすでにヨーカド
ーはない。

 筆者はこれまで2回、このニュースを受けて、ヨーカドーの歴史や、実際の現地のフィールドワークを通して見えてきた
そのリアルな姿について書いてきた。

 今回は、そのシリーズのラストとして、今回のヨーカドー撤退に伴って巻き起こった「ヨーカドーは無責任」という言説
について、検討してみたい。

■商店街を潰したヨーカドーが撤退するのは無責任? 

 ヨーカドーが撤退するというニュースを受けて、各所から聞こえた声の一つが「無責任」という声だった。いろいろな人
の投稿の要点をまとめると、こんな感じだ。

 「ヨーカドーは出店する際にさんざん地元商店をぶち壊した。にもかかわらず、利益が上がらなければ撤退するとは無責
任だ、けしからん」

 このとき言われる「地元商店」とは往々にして「商店街」のことが念頭に置かれている場合が多く、こうした言説は、た
しかに私たちの頭にすんなりと入ってくるものである。「スーパーvs商店街」とでもいおうか。

 こうした構図は、なぜか私たちの頭の中に小売りをめぐる「型」としてインストールされている。「ありきたりな決
まり文句」を「クリシェ」というが、まさにこうした言説は小売りをめぐるクリシェである。

 今回、ヨーカドーが撤退するというニュースを受けて、私たちの中にあるそのクリシェが顔を出した、というわけだ。

 しかし、この「スーパーが商店街を潰した」という構図、実はかなりイメージ先行のものであることを指摘しなければな
らない。

 まず、最初に断っておかなければならないのは、もちろん、日本全国でみれば、ヨーカドー等のGMSが出店したことによ
って存続が厳しくなった中小小売店が存在することも確かだ、ということ。それはもちろん認識したうえで、このクリシェ
に隠された「ウソ」を見ていきたい。

 『日本流通史: 小売業の近現代』などの著作を持つ満薗勇によれば、そもそも「商店街」という小売りの形態が本格的
に成立したのは1920~1930年代で、全盛期を迎えたのは1950年~1970年代。そして、衰退期を迎えるのは1970年代以
降。「商店街実態調査報告書」によれば、自身の商店街を「繁栄している」と回答したのは、1970年の39.5%から1990
年には8.5%になる。
続く→https://news.yahoo.co.jp/articles/910f28a0aea8e084ea9cc...

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012 2024/02/26(月) 10:56:27 ID:vkrHeh9Vr6
おいしくてリーズナブルな量り売りの総菜専門店とかやったら儲かりそうだよね
となりにドラッグストアを併設して

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