EV競争力の中核「全固体電池」で日本は中韓勢を巻き返せるか


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001 2022/02/11(金) 06:51:39 ID:yRrq/bYLjs
次世代電池の最有力候補である全固体電池の開発競争が熱を帯びている。自動車業界ではトヨタ自動車や日産自動車が2020年代の実用化を公表。これにフォルクスワーゲンなど独勢が対峙(たいじ)する。他業界でも自社の基盤技術を応用した電池開発が加速しているほか、電池の性能を決める素材分野などでも日本勢の動きが目立つ。現行のリチウムイオン電池では中韓勢が高シェアを占めるなか、日本勢は次世代電池で巻き返しを図れるか。(特別取材班)

●日産・トヨタ・ホンダ…研究着々

「電気自動車(EV)のゲームチェンジャーとなる全固体電池の開発を進める」。日産のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)は全固体電池をEV競争力の中核に位置付ける。

日産は全固体電池の開発に1400億円を投入する。24年度に横浜工場(横浜市神奈川区)に試験ラインを導入して量産技術を確立し、28年度に同電池を搭載したEV投入を計画する。グプタCOOは同電池を「仏ルノーや三菱自動車との企業連合にも段階的に広めていく」とし、3社の競争力底上げも期待できる。

現行の液系リチウムイオン電池では液漏れの可能性や使用温度範囲の狭さといった課題がある。日産は全固体電池で液系の弱点を解消し、冷却機構の簡素化などで電池コストを1キロワット時当たり65ドルまで下げる。内田誠社長は「EVとガソリン車の車両コストを同等レベルまで引き下げ、EVの本格普及につなげる」と意気込む。

トヨタは20年代前半にハイブリッド車(HV)で全固体電池の実用化を目指す。20年に走行試験を実施し、前田昌彦執行役員は「走行データを取得できる段階にきた」と手応えを得る。HV後の展開を想定するEVでは、佐藤恒治執行役員が高級車ブランド「レクサス」で「全固体電池の搭載も視野にハイパフォーマンスEVを実現する」とした。ホンダは21年度に実証ラインで同電池の生産技術の検証に着手。20年代後半のEV搭載に向け研究を進める。

欧米勢ではVWが米クアンタムスケープと25年までに全固体電池の生産ライン確立を計画。独BMWと米フォード・モーターは米ソリッド・パワーに出資するなど、協業をテコに全固体電池の開発を加速する動きが相次ぐ。名古屋大学の佐藤登客員教授は「EVシフトを急拡大する欧米の完成車メーカーは、現行の液系リチウムイオン電池の確保が喫緊の課題だ」とし、全固体電池では「米国系ベンチャーに出資して様子をうかがっている」と分析する。

韓国LG化学や中国の寧德時代新能源科技(CATL)などの大手電池メーカーも全固体電池の開発に取り組む。ただ、佐藤客員教授は「全固体電池の実用化のハードルが高い中、液系リチウムイオン電池の事業強化に躍起になっている。CATLも今の液系リチウムイオン電池事業に力を入れて覇権を握ろうとしている」と見る。

以下ソース(このつづきにギョッとすることがサラリと書かれてる)
https://newswitch.jp/p/3080...

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029 2022/02/19(土) 21:27:07 ID:8EXzc/hI5M
EVは笛吹けど踊らず

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