イーロン・マスクの大言壮語は、投資家の期待を煽り、テスラの株価を支える強力なエンジンであると同時に、
多くの「未達成の約束」の歴史でもある。
「完全自動運転(FSD)」の"来年"詐欺
10年以上続く「来年」。2014年ごろから毎年「来年には、人間より安全な自動運転が完成する」と言い続けている。
2019年には「来年にはハンドルもペダルもない車で、寝ながら目的地に着けるようになる」と断言した。
同じく2019年に「2020年までに100万台のロボタクシーが路上を走る」と発表したが、2026年現在も、無人の一般
向けサービスは極めて少数で限定的エリアのみ。
サイバートラックの「ボート」発言と価格
2022年に「サイバートラックは川や湖、さらには荒れていない海を渡るのに十分な防水性を備え、一時的にボート
として機能する」と投稿。価格は約4万ドル(約600万円)とされていたが、実際には10万ドルの高額車両となった。
もちろんボート機能は備わってはいない。
ロードスター2.0の「飛行能力」
2017年に発表された次世代ロードスターについて、SpaceXの技術を応用したロケットエンジンを搭載し、「少し浮く
(ホーバリングする)」ことができると主張。2020年発売予定だが、2026年になっても量産は開始されていない。
ヒューマノイドロボット「Optimus(オプティマス)」
「 ロボットが犬の散歩をし、芝を刈り、子供の世話(ベビーシッター)や教師もできるようになる」。「オプティマス
の価値はテスラの自動車事業を上回る数千兆円規模になる」と主張しているが。現在、その目処は立っていない。
なぜこれほどの大言壮語を繰り返すのか?
実質的な無利子融資:発売の何年も前から「予約金」を集めることで、巨大な資金を調達している。
時価総額の維持:「車を売る会社」ではなく「未来を作るAI企業」というイメージを植え付けることで、PERを異常
に高く維持している。
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