日産自動車の内田誠社長が11日の取締役会で退任に追い込まれ、後任にメキシコ出身のイバン・エスピノーサ氏が
決まった。40歳代の新トップの下で若返りと執行体制のスリム化を進め、再建を急ぐ。ただ同氏の経営手腕は未知数
な上、リストラや他社との提携模索など課題は山積しており、立て直しは難航も予想される。
信任得られず
「従業員の一部から信任を得られなくなった」「新しい経営体制に移行し、再スタートを切ることが最善だと判断し
た」
内田氏は11日のオンライン記者会見で、経営刷新の理由を説明した。
エスピノーサ氏は自動車の調査会社などを経て、2003年に日産のメキシコ子会社に入社。新車の仕様や投入計画
を定め、自動車会社で花形ポジションの一つとされる商品企画畑を歩んだ。24年には45歳の若さで商品企画の最高
責任者に就いた。
取締役会議長の木村康氏(ENEOSホールディングス名誉顧問)は選任理由について「グローバルな経験を有し、
情熱とスピード感を持って日産の発展をリードしてくれる」と説明。バトンを託す内田氏も「自他共に認めるカーガイ
(車好き)で、力強く牽引(けんいん)してくれる」と評した。
だが、内田体制を支えてきたエスピノーサ氏が今後どれだけ経営改革を加速させられるかは見通せない。
内田氏は19年12月に社長に就任。その前の19年3月期に551万台あった世界販売台数は、25年3月期に約
340万台に落ち込む予想で、約4割減少する。
内田氏は会見で「経営責任を問う声が、社外だけでなく従業員からも出てくるようになった」と話した。
格付け「投機的」
目下の課題は、経営基盤の立て直しと新たな連携先の構築だ。
日産は25年度に約6000億円の社債償還を迫られる。大手格付け機関は、日産の格付けを「投機的」との水準に
位置付ける。
次世代車の開発で大規模な投資が必要になる中、信用力の回復を急がなければ資金調達コストの上昇も懸念される。
昨年11月に発表したリストラ策に対しても、社内外から踏み込み不足との声が根強い。
続く→
https://news.yahoo.co.jp/articles/8edcb05170d4c712a2d29...
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