EV普及、欧州で広がる「ノルウェー化」
ノルウェー:9月の新車販売に占めるEV比率は62%
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007 2020/10/29(木) 11:03:44 ID:GLhblcOh1w
実は、そんなノルウェーも欧州も再エネの最終形態、水素社会を目指している
【安井】昔からノルウェーは水素社会をつくろうとしていましたね。
【清水】ノルウェーという国は非常に面白い国です。深い谷のフィヨルドがあります。雪が解けたら、ものすごい量の水が高低差のあるフィヨルドを利用したダムに流れ込み、水力で発電するんです。各家庭は全部水力発電、自家用水力発電があって、裏山から流れてくるところにタービンを置けば、発電しちゃう。だから自宅の電力は全部フィヨルドの雪解け水でまかなえる。
【安井】電力の96%を水力でまかなっているようですね。日本とは大違いだ。
【清水】問題なのは真冬です。凍ってしまうから、水力発電が使えない。太陽が照らないから太陽光発電も使えない。冬をどうやってサバイバルするかが課題だったところに水素が出てきた。
【安井】夏に余った過剰電力で、水素をつくって貯めておくんですか。
【清水】水素だったら350気圧ぐらい加圧すれば、1年間ぐらい備蓄できるんです。だから数カ月の真冬は水素にして電気を貯めておく。だから上流のところは一年中、再生可能なエネルギーなんですね。
水素社会を構築すれば内需だけではなく「電気の貯蔵庫」の外販さえ可能なのだ。
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