ドッキリか本気か 「不穏な書き込み」が増加  
  最近になって、生命保険大手各社が、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人に「災害割増特約」を適用し、保険金を増額して支払うようになったのをご存じだろうか?  
 これは、日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命などが、4月16日までにほぼ足並みを揃えて発表した「コロナ対策」だ。  
  日本生命では、特約を結んでいる契約者を対象とし、すでに死亡した人にも遡って適用。また、かんぽ生命では、被保険者が死亡した際に保険金が支払われる終身保険や養老保険などが対象に、  
  通常の2倍の保険金を契約者に支払うという。  
 だが、このニュースが世間に流れた直後から、ネット掲示板やSNSで、夫の死を願う「不穏な書き込み」が目立つようになった。たとえば次のような投稿である。  
  「新型コロナはボーナスタイムな気がする」  
  「いい機会だし、早く旦那に死んでほしい」  
  「どうせ死ぬなら今すぐが嬉しい、きょう帰ってこなくていい」  
  「お宅の保険金はおいくら?ウチは○千万わよ」  
  「あら素敵ね」  
  不特定多数の目にとまることを考慮し、上記は穏当な表現にあらためているが、類似の書き込みはネット上に多数存在している。  
  特に、既婚女性向けのネット掲示板や、主婦とおぼしき人物の匿名SNSアカウントなどで、このように物騒な投稿が目に見えて増加しているのだ。  
  怖すぎる奥様たちのトーク  
 通常より多くの保険金が支払われる現在、検索エンジンで「コロナ 保険金」を調べる人が増加するのはわかる。だが、なぜそこから「コロナ 保険金殺人」を調べようという発想に至るのか?    
 ネットを調査してみると、少数ではあるが「他の理由で旦那が死んでも、今ならコロナ死で片付けられるかも? 」といった、冗談では済まされない内容の書き込みが複数あった。  
 その掲示板では、病気や事故で亡くなった人と、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人ではその後の対応が異なるため「証拠隠滅」もしやすいのでは?といった趣旨の議論が繰り広げられていたのである。  
  本当に「証拠隠滅」は可能なのか?  
  例えば、変死体の死因や事件性の有無を警察が判断する検視。産経新聞によると、「感染の可能性があると判断した場合、まず医師が変死体から検体を採取しPCR検査に回す。  
 もし陽性なら、そのまま検視とならず、保健所の指示を仰いでその後の方針が決まる」という。  
 また、葬儀に関しても、終活スタイルによれば、厚生労働省が出した通知として、「24時間以内の火葬が例外的に認められている」という。  
 つまり、感染リスクを考慮して、本来は禁止されている病院から火葬場へ直行することが可能なのだ。  
  志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなった際、遺族と対面することなく、病院から火葬場に直接運ばれ、直葬されたことは記憶に新しい。    
  以下略     
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-46277...
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