アメリカでは10年後、ショッピングモールが150施設しか残っていないかもしれないと、業界関係者が明かした。
1980年代には約2500施設あったショッピングモールも、今では700施設ほどしか残っていない。
オンライン販売が急成長する一方で、ショッピングモールは苦戦している。
消費者が実店舗を歩き回る代わりにオンラインショップに押し寄せる中、かつてにぎわっていたアメリカのショッピ
ングモールはその姿を消しつつある。
10年後、アメリカにはショッピングモールが150施設ほどしか残っていないだろうと、小売業を専門とするコンサル
ティング会社SiteWorksのプレジデント、ニック・エゲラニアン(Nick Egelanian)氏はウォール・ストリート・
ジャーナルに語った。
1980年代には約2500施設あったショッピングモールも、今では700施設ほどしか残っていないと、エゲラニアン氏は言
う。
長年アメリカ人の生活に欠かせない存在だったショッピングモールは、オンラインショッピングが台頭し、百貨店の
客足が減り、最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックで人々が外出を自粛する中、何十年も
苦戦を強いられてきた。
ショッピングモールと小売店の辛く悲しい運命を予想しているのは、エゲラニアン氏だけではない。
2020年には、Coresight Researchがアメリカにあるショッピングモール約1000施設のうち25%が今後3~5年以内
に閉鎖されるだろうとの予測を示した。2022年4月には、UBSのアナリストらが2027年までにアメリカの小売店4~5万
店舗が閉店するだろうとの見込みを示した。CNBCによると、UBSのアナリストらは昔ながらのショッピングモールが
特にハイリスクだと話している。今の消費者は近所の店にちょっと出かけることを好むからだという。
エゲラニアン氏は立地が良く、エンタメ、食、高級店が揃っているショッピングモールがこの難局を切り抜けることが
できるだろうと話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/386da923d5e165220f289...
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