ＧＤＰ年率３・５％増に上方修正、設備投資が堅調…４～６月期改定値

　内閣府が８日発表した４～６月期の国内総生産（ＧＤＰ）改定値は、物価変動の影響を除いた実質ＧＤＰ（季節調整値）が１～３月期比で０・９％増だった。このペースが１年間続くと仮定した年率換算は３・５％増で、８月の速報値（０・５％増、年率換算２・２％増）から上方修正した。

　１日発表の法人企業統計で設備投資額の伸びが大きかったため、企業の設備投資が前期比２・０％増と速報値（１・４％増）より上がった。新型コロナ感染拡大で控えられた設備投資が回復傾向にあり、デジタル化の進展に伴うソフトウェア投資も好調だった。

　ＧＤＰの半分以上を占める個人消費は１・２％増で速報値（１・１％増）から拡大。４～６月は感染がやや抑えられて外出機会が増えたことで、外食や旅行、衣服などの支出が増えた。

　実質ＧＤＰの実額は年換算で５４４・０兆円で、速報値から約２兆円増えた。コロナ禍前の２０１９年１０～１２月期（５４０・９兆円）を上回った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/952a07bd2bd190f3c8ffe...

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