トヨタ、世界の新車販売台数で２年連続トップ確実

トヨタ自動車が２０２１年の新車販売で、２年連続の世界首位になることが確実になった。ライバルの独フォルクスワーゲン（ＶＷ）が１２日発表したグループ全体の２１年の新車販売台数は、約８８８万台だった。トヨタ（ダイハツ工業と日野自動車を含む）は１１月までに約９５６万台を販売した。


　主要メーカーは２１年、半導体などの部品不足による減産で苦戦を強いられた。トヨタも減産を余儀なくされたが、部品メーカーにきめ細かく生産計画を指示するなど、調達網の維持に努めて影響を抑えた。２１年の米国での新車販売台数は、米ゼネラル・モーターズを上回り、海外メーカーとして初めて首位になった。


　トヨタは２０年、コロナ禍で販売台数を減らしたが、他メーカーよりも減少幅が小さく、５年ぶりに世界トップに返り咲いていた。

　ＶＷの２１年の地域別販売は、中国が２０年比１４・１％減の約３３０万台、西ヨーロッパが２・７％減の約２８６万台となり、主力市場での減速が響いた。ブランド別では、ＶＷ（乗用車）が８・１％減の約４９０万台と不振だった一方、高級車ポルシェは１０・９％増の約３０万台に伸びた。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220113-OYT1T50062...

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