TSMC、アリゾナ州に最先端の3ナノメートル半導体生産ライン設置へ

001 2021/05/17(月) 13:00:41 ID:E/4NB1yK1U

世界最大の半導体ファウンドリー（受託生産業者）である台湾積体電路製造（TSMC）が米国に数十兆ウォンを追加投資し、3ナノメートル（1ナノメートルは10億分の1メートル）以下の最先端半導体生産ラインを設置する計画を立てている。ロイター通信が14日報じた。

　現在TSMCは120億ドル（約1兆3100億円）を投資し、米アリゾナ州に5ナノメートル製造プロセスの生産ラインを増設している。ロイター通信によると、TSMCは同州に追加で3ナノメートル以下の最先端製造プロセスを備えた生産ライン5本を増設し、合計6本の生産ラインを設ける計画だ。3ナノメートル生産ライン1本の設置費用は最大で250億ドルを要するという。これに先立ち、TSMCは4月1日、今後3年間で米国での生産ライン増設に1000億ドルを投資すると表明したが、3ナノメートル製造プロセスによる生産ライン設置には相当額の追加投資が行われることになる。

　TSMCが対米投資を増やしたのは、もう一つの投資候補地だった欧州連合（EU）との交渉が遅々として進まないからだと分析されている。TSMCは「いかなる可能性も排除しないが、当面は欧州に生産ラインを設置する計画はない」とした。
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