野村20億ドル損失、韓国系大口顧客に噛まれたウォール街

001 2021/03/31(水) 15:52:32 ID:aEWTLr9BQk

韓国系ヘッジファンドのマネージャー、ビル・ファン（ファン・ソングク）氏が触発した数兆ウォン規模の損失がウォール街を揺るがしている。ファン氏が運用する投資ファンド「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」が投資した株式が一斉に急落し、ファンドに融資を行っていた大手投資銀行は数兆ウォン規模の損失が避けられなくなった。

　アジア最大の投資銀行である野村ホールディングスの損失は約20億ドル（約2200億円）に達すると試算されている。野村の株価は29日、14％も暴落、クレディ・スイスは13％安、ドイツ銀行、UBSなどにも損失が生じたとされる。

　アルケゴスが投資した企業は昨年の株高で株価が大きく上昇した。しかし、今年に入り、米国の長期金利が上昇し、株価が下落の兆しを見せると、空売り勢力による攻撃が始まった。株価が一定水準よりも下落すると、融資を行った銀行は損失リスクに備え、証拠金を積み増すことを要求する。証拠金の入金がなければ、担保の株式を強制売却する。

　アルケゴスは今週初め、そうした問題に直面した。アルケゴスが保有するバイアコムCBS、ディスカバリーなどの株価が月初から急落した。野村などはアルケゴスに追加保証金を求めたが、入金されなかった。それを受け、野村などは先週から担保株式を市場で売却し始め、そのせいで該当銘柄の株価が急落するという悪循環が起きた。投資銀行が株式を売却したとしても、売却代金はアルケゴスへの融資額にははるかに足りず、巨額損失が避けられなくなった。バイアコムCBSとディスカバリーの株価は直近5営業日でそれぞれ52％、41％下落した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/03/31/...