「テスラに対する大方の予想は見事に外れた」 元パナソニック副社長の山田喜彦氏


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001 2020/10/11(日) 01:22:03 ID:XXhwuMBLz2
電動化や自動運転の技術で自動車業界の先端を走るアメリカ・テスラ。その独自性の1つが、もともとノートパソコンなどIT機器用に用いられていたリチウムイオン電池を車両の底に数千本敷き詰めるという設計。この電池を供給しているのがパナソニックだ(中国市場専用モデルを除く)。

2010年、当時は新興ベンチャーにすぎなかったテスラとパナソニックの協業を後押ししたのが、元パナソニック副社長の山田喜彦氏。2017年にはテスラに移籍し、テスラとパナソニックが共同で運営する北米ギガファクトリーのバイスプレジデントとして工場の立ち上げを指揮した(2019年7月に退職)。

テスラもパナソニックも知る男が語る、電池の未来とは。


◆「テスラに対する大方の予想は見事に外れた」

――パナソニックがテスラに出資したのは2010年のこと。当時のテスラはまだ新興のベンチャー企業でした。

当時、テスラが成功するとは誰も思っていなかった。もちろん今もテスラに半信半疑の人はいるが、当時は10人中10人が「うまくいくはずがない」と答えたことだろう。それでもパナソニックがテスラと組んだのは、同社のような成長のポテンシャルがある企業と組むという外的刺激によって、パナソニックを成長させようと考えたからだ。
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結果的に、テスラに対する大方の予想は見事に外れた。ギガファクトリーは立ち上げから2年で軌道に乗り、EV(電気自動車)の販売台数は2019年に37万台弱まで拡大した。途中、テスラがモデル3の量産に苦しむなどのスケジュール遅延はあったが、イーロン・マスクCEOが2006年に掲げたテスラの経営目標「マスタープラン」は、今見てもまったくブレていない。

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002 2020/10/11(日) 01:24:08 ID:XXhwuMBLz2
――テスラの凄さとは?

イーロンという個人のカリスマ性もあるとは思うが、会社のミッションが明確で皆が一丸となって目標に向かっている点だろう。私がテスラで働いた期間は本当に面白く、退屈しない2年間だった。経営者として勉強させてもらうことがたくさんあった。

とくに感心させられたのが、予算の配分方法。会社が成長するためにはお金が必要だが、テスラは限りある予算を何に費やすのか、時間軸に応じてフレキシブルに変えることができる。それでいて、経営の軸はブレない。イノベーションが起こるのは、まさにこういう場所からだと痛感した。ただし、社員はすさまじい集中力で本当によく働くから、この状態を維持したまま何年も働ける人は少ないだろう。

◆「今の日本の大企業はスピードについていけない」

――型破りなテスラと、典型的な日本の大企業であるパナソニックは10年にわたって協業関係を続けてきました。その中では、テスラの生産スケジュールやマスクCEOの言動をめぐってパナソニックが振り回される局面もありました。

パナソニックに限ったことではないが、今の日本の大企業は、テスラのような企業のスピードについていけない。課題は、意思決定に慎重すぎる点にある。

日本の製造業には高い技術力があった。半導体も液晶もリチウムイオン電池も、すべて日本が技術的に先行していた。こうした設備産業の場合、市場が拡大期に入ると生産増強が必要だが、日本企業は目先のPL(損益計算書)を心配し、設備投資に慎重になる。そのうち、海外勢がエイヤで思い切った投資をする。中国勢は、政府による補助金もある。そして、いつの間にか生産量で抜かれている。その結果、投資した工場をフル稼働するだけの需要が得られず赤字になって、日本勢は敗北する。その繰り返しだ。

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003 2020/10/11(日) 01:26:38 ID:XXhwuMBLz2
――車載用の電池も同じ道をたどる、と?

間違いなく、すでに電池も同じ構図に陥っている。非常に残念なことだが……。もちろん、これは今初めてわかったことではなく、だからこそ(パナソニックが)高い成長ポテンシャルを持つテスラと手を組むことで、その運命を変えようと思った。

ただ、今の日本企業では、よほどのカリスマ経営者がいるか、創業者が経営に関わっている企業でない限り、彼らについていくのは容易ではない。テスラの場合、北米のギガファクトリーはこれから軌道に乗っていくが、上海、ベルリン、テキサスとテスラの拠点はどんどん増えていくのだから。

――北米のギガファクトリーに対するパナソニックの投資額は2000億円程度といわれています。パナソニックは、今後もテスラの需要に応じて投資をしていく方針を示していますが、工場ができるたびにこの規模の投資をするのは現実的ではありません。

もちろん、新工場ができるたびにサプライヤーが巨額投資をするのはありえない話。だがもっとクリエイティブなやり方はある。

例えばテスラは、1つの工場を作ったら、2度と同じ価格で工場を作らない。1~2割減ではなく、もっと劇的なコストダウンをする。新しく工場やラインを作る際に、何か新しいアイデアを入れないと、イーロンの決裁はおりない。だから、上海のギガファクトリーのコストは、北米よりずっと下がっているはずだ。こうしたクリエイティブなコストダウンを、走りながら考えて実行する。

対して、日本企業の場合は「前回はこれだけかかりました。なので、次の予算はこれくらいです」というやりかた。ある意味で、前例主義だ。しかも、じっくりと慎重に考えてからではないと投資に踏み切らない。頭のいい人が多いから、リスクが見えすぎてしまうのだろう。慎重なのはけっして悪いことではない。ただ、その結果、日本の製造業が敗北してきたのは事実だ。

以下ソース
https://toyokeizai.net/articles/-/38011...

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004 2020/10/11(日) 02:17:22 ID:luT8p2IjZA
バッテリーから火が出ても知らん顔、
欠陥が有っても知らん顔。

金の力は怖いよね。

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005 2020/10/11(日) 02:58:18 ID:XXhwuMBLz2
>>4
内燃車も日常的に火吹いてるよ
珍しくもないからニュースにならんだけで

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006 2020/10/11(日) 03:13:56 ID:V9KeKcAXF.
テスラがエコロジーの本筋から外れた大量の電池を詰め込むタイプのEVを売っているうちは
メジャーの脅威にはならない。

テスラの時価総額規模からすれば、年間2000万台、売上60兆、利益5兆は出さないとね。
現実は、年間37万台。マツダの1/4。
「過去17年間の生産台数が100万台を超えたばかりで、通期決算では一度も利益を見たことがない。」
株価がライフラインのあぶく商法の所以。

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007 2020/10/11(日) 04:20:56 ID:XXhwuMBLz2
>通期決算では一度も利益を見たことがない。

作れば作っただけ売れる成長期は
利益は全て、もっと作れるようにするための生産設備投資に回すのが王道
テスラもそうしてるから販売台数は右肩上がりで売り上げもどんどん増えている

7年で60倍

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008 2020/10/11(日) 10:51:33 ID:2TjjxjFpk.
>>6
経済のけの字も知らんリーマンの休日って感じだな。日経電子版で視座を養った方がいいのではww


悔やまれるのは空売り勢が煽ってた去年から10倍株になった事だ。資金がない時期で買えなかった・・

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009 2020/10/11(日) 11:31:30 ID:V9KeKcAXF.
>>8
結局その手の対象銘柄ってことだよ。

テスラがエコロジーの本筋から外れた大量の電池を詰め込むタイプのEVを売っているうちは
メジャーの脅威にはならない。

ここ重要。

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010 2020/10/11(日) 11:40:16 ID:SSsC4SK3pM
あのさ~~、修理、整備とか、ど~~すんのコレ?
一般の修理工場とか手出せんだろ、コレ。
作るだけじゃなくて、その先もあるからね。
テスラさん、お手並み拝見。(作るので精一杯なので・・、まぁ先は見えてるけどね)

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011 2020/10/11(日) 12:30:05 ID:XXhwuMBLz2
EVの部品点数は内燃車の1/2~1/3で交換部品(消耗品)も少ないから
修理屋のお世話になることはあまりないかも
電費だけでなく維持費も安いというのがEVの強みだから

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012 2020/10/11(日) 13:13:20 ID:V9KeKcAXF.
>>11
米電気自動車(EV)メーカーのテスラが恒例の品質調査で最下位に沈んだ。
JDパワーが24日発表した「初期品質調査」で、顧客が指摘する不具合件数がテスラ車は100台当たり250件となった。
https://www.msn.com/ja-jp/money/companies/%E7%B1%B...

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013 2020/10/11(日) 13:32:13 ID:6N4hDqiZIo
日本の産業政策の失敗だな

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014 2020/10/11(日) 13:40:36 ID:XXhwuMBLz2
>>12
韓国勢が優秀だな
韓国勢の中に食い込んでるのは三菱だけか
残りの日本勢が全て韓国勢以下とは情けない
思いのほかトヨタ(21位)が低いのも気になる
しかし高品質そうなメルセデス・ベンツやアウディがビリッケツ組とはな

(上位5社)
1位…ダッジ
2位…【韓国】起亜自動車
3位…シボレー
4位…ラム
5位…【韓国】ジェネシス(ヒュンダイ)

6位…三菱
10位…【韓国】ヒュンダイ
12位…レクサス(トヨタ)
13位…日産
16位…インフィニティ(日産)
20位…ホンダ
21位…トヨタ
23位…マツダ
24位…アキュラ(ホンダ)
26位…スバル

(下位5社)
29位…メルセデス・ベンツ
30位…ボルボ
31位…アウディ
32位…ランド・ローバー
33位(※未確定)…テスラ

〈J.D.Power 2020 米国初期品質調査〉

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015 2020/10/11(日) 14:18:17 ID:VnbPZB8ny6
テスラのバブルが弾けるのは既定路線。
ただその破綻時期を読み当てるのが難しいだけだ。
今EVに巨額投資している企業は社会インフラとの不整合のため一度全滅して市場は焼け野原になる。
その焼け野原の市場に圧倒的な商品力で全力で切り込んで一気にEVトップメーカーに君臨するのはトヨタ。

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016 2020/10/11(日) 14:44:36 ID:XXhwuMBLz2
仮に、米カリフォルニアの自動車・トラックを全てEVにした場合
電力需要は何倍にもなるんだろうなあと勝手に想像してたが
実際は、全てをEVにしても電力需要の増加は25%程度だそう

仮に新車販売の5割をEVが占めるようになったとして
その地域の車の5割がEVになるのに10年はかかる

たとえば欧州の新車販売の5割をEVが占めるようになるまで5年、
それが地域の車の割合に反映されるのに10年と考えれば
地域のEVが5割になるのに15年はかかる計算

そして、欧州の自動車の5割がEVになるにしても
電力需要の増加は15年かけて12.5%
例えば日本の90年代、電力需要(=発電能力)が10%増えるのに要した期間はたったの4~5年だった
以上から、EV普及に合わせた電力インフラの増強は超余裕といえる

それと、今後発売されるEVはどれも航続距離が長いので
昼間に充電スタンドで継ぎ足し充電なんて使い方はほとんどされない
充電には夜間の余剰電力が使われることになる

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017 2020/10/11(日) 15:29:51 ID:V9KeKcAXF.
EVの大義名分も揺らいでいる。
そこまで苦労してEVに転換させるほど
エコロジーではないことがバレ始めた
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01416/00003...

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018 2020/10/11(日) 15:31:51 ID:SSsC4SK3pM
>EVの部品点数は内燃車の1/2~1/3で交換部品(消耗品)も少ないから
内燃機関はエンジンのネジ1個までカウントするのに、EVは「モーター」で済ませてたもんなw
そりゃ1/2~1/3になるわなw モーターって部品の塊なんですけど・・w

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019 2020/10/11(日) 18:05:23 ID:Fxwe23eQDA
>>11
EVは想像以上にタイヤが減るのでご用心。
エコとか言ってる安グレードだと1万キロもたんよ。

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020 2020/10/11(日) 18:19:16 ID:l2xRYnHOPQ
>>11
テスラはトラブル続出と聞いたけど?

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021 2020/10/11(日) 22:06:11 ID:XXhwuMBLz2
>>20
トヨタのことだって良く言う奴もいれば悪く言う奴もいるわけだから
両方インプットして自分で答えを出すしかない

日本に伝わっていないテスラの圧倒的な「ユーザー視点からみた価値」:「価値」の土俵をここまで変えている、さまざまな業界ディスラプションの予兆を見逃すな!
https://cigs.canon/article/20200423_6370.htm...
ブルームバーグが行ったモデル3ユーザー5,000人を対象とした調査では、99%のユーザーは友達や家族にモデル3を勧めると回答し、98%は買い直すとしても再びモデル3を選びたいと回答した。驚異的なユーザーからの支持である。
https://www.businessinsider.com/tesla-model-3-customers-say-th...

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022 2020/10/12(月) 16:52:53 ID:/PHiPpWz0k
EVは初期のスマホみたいなもんだろ

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023 2020/10/12(月) 17:42:31 ID:qubHynzCxs
EVを喩えるなら
便利なスマホの時代に不便なアナログのガラケーを普及しようとしているようなもの。
高価で使用可能時間も短く、充電時間は長く、バッテリーは大きく重い。インフラも
これから整備しなければならない。
いくらブームを煽っても失速するのは目に見えていたこと。

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024 2020/10/13(火) 11:20:10 ID:hNtuZ8Wubk
>>12
その調査、バイアスかかってるってさ
http://bbs95.meiwasuisan.com/newsec/1602240160/2...

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025 2020/10/13(火) 11:50:50 ID:FwhFpieuEs
>>24
初期品質調査は購入・リース後90日間に発生した不具合をカウントし、
100台当たりの不具合数を「PP100」としてスコア化したもの。
スコアが小さいほど不具合が少なく、初期品質が高いと見なされる。

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026 2020/10/13(火) 13:47:10 ID:hNtuZ8Wubk
>25
なるほど
プリウスは韓国車以下のゴミってことでOKなわけだ

2位…【韓国】起亜自動車
5位…【韓国】ジェネシス(ヒュンダイ)















21位…トヨタ

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029 2020/10/13(火) 22:25:57 ID:hNtuZ8Wubk
>>28
つまりプリウスは韓国車以下のゴミってことな

2位…【韓国】起亜自動車
5位…【韓国】ジェネシス(ヒュンダイ)















21位…トヨタ

〈J.D.Power 2020 米国初期品質調査〉

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030 2020/10/13(火) 22:35:22 ID:FwhFpieuEs
>>26 >>29
韓国車は新技術の無いコンベンショナルなラインナップとは言え、日本車の成功に
倣った品質戦略はうまくやっている。
初期品質調査とは納車から90日間の不具合のことで、意外かもしれないが日本車は
この辺りがいつもの定位置。
この初期不良出しの時期にしっかり対処するかしないかでその後の耐久性や信頼性
が左右される。

12位…レクサス(トヨタ)
13位…日産
16位…インフィニティ(日産)
20位…ホンダ
21位…トヨタ
23位…マツダ
24位…アキュラ(ホンダ)
26位…スバル

(下位5社)
29位…メルセデス・ベンツ
30位…ボルボ
31位…アウディ
32位…ランド・ローバー
33位(※未確定)…テスラ

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