ここ数か月にわたって社会問題となっていたマスク不足ですが、都内を取材すると、ある変化がありました。多くのマスクが店頭に
並べられていて、路上販売のマスクには、値崩れも起きていました。どんな変化があったのでしょうか。
11日朝、開店したばかりの都内のドラッグストアでは、開店と同時にマスクを買う人の姿が。マスクを購入した人は…
購入した人「月曜日に入りますよと教えていただいたので来てみた」
こちらの店舗では、50枚3718円(税込み)で販売されていました。いま、マスクの仕入れや販売状況に変化が起きていると
いいます。
くすりのケンコ薬局・加藤健一店長「(マスクは)今までは入ってきたらすぐなくなっていく感じだったけど、最近はだいぶ大量に
入るようになってきて」
10日は50枚入りが600箱、計3万枚が入荷。
くすりのケンコ薬局・加藤店長「以前のように何もない状態からは脱しそうな雰囲気」
入荷数が増えたこともあり、販売数は11日は1時間に10箱程度と落ち着いていました。
感染拡大に伴い、社会問題となったマスク不足。政府が全世帯に2枚ずつ配布を決めた、洗って再利用できる布製の通称「アベノマスク」も
現在配布されたのは全体のおよそ5%のおよそ610万枚にとどまっています(※厚労省 今月9日現在)。
石川県では独自に対策を発表。全世帯を対象とした「マスク購入券」の郵送が11日に始まりました。購入券があれば今月18日から県内の
ドラッグストアで50枚入りのマスクを2350円で購入することができるということです(※クスリのアオキで利用可)。
こうした中、マスクについて街の人は——
「最近は結構残っていることも多くて、店の前にたくさんあるのを見かけます」「最近近くの商店街でも結構並んでいるので」
厚労省によりますと、マスクは一時、中国からの輸入がほぼなくなりましたが徐々に回復、また国内での生産枚数も増え、2月の時点で
4億枚程度だった供給数が4月にはおよそ7億枚に増え、順調に増加しているといいます。
(続く)
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