労働者は所有する自由な時間の一部を資本家に提供し、その対価として賃金を受け取っていいルだけです。
成果は経営者が「得る」ものであって、労働者が「あげる」ものではありません。
経営者の無能さを労働者におしつけるから、生産性が上がらないのです。
なお、労働者が数字を上げると、日本の経営者はほぼ100%といっていいほど、ルールを変えて、約束した通りのお金を払いません。
歩合いくらだ、と決めておいても、ある一定の額を超えると経営者は急にもったいなくなるのでしょう。
そうして約束を変えると、労働者は辞めてしまいます。
高給取りがやめてせいせいするわ、と思うと残っているのは経営者と同レベルの無能労働者だけ。
経営者さまは「成果をあげろ!」とひたすらわめきますが、その経営者自身が成果をあげる方法を知らないのですからどうしようもありません。
あげくの果てに「働かないものには金はやらん!」と労働者に責任をなすりつけ、時間に対する単価を下げようとします。
日本の経営者の生産性とは「時間あたりの単価の安さ」だからです。
こうして、ますます有能な人財からは敬遠され、少しまともな人も辞め、ブラック企業になりますが、時間あたりの単価の安さを手に入れて、社長はご満悦です。
そんな会社ばかりなのですから、日本の生産性は下がる一方なのです。
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