異次元緩和でジャブジャブにしたはずのマネーはどこへ?


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001 2019/07/19(金) 00:12:16 ID:h3uiwr3clk
高野孟 ジャーナリスト

 最近、ある講演会で聴衆から「安倍さんはアベノミクスは成功したと言い張っていますが、異次元緩和と称してつぎ込んだお金は一体どこへ
行ったのでしょうか」という質問があった。

 その日は経済がテーマでなかったが、私は「ちょっとお待ち下さい」と言ってパソコンの中から1枚の画像を探し出してスクリーンに映した。
それは、半年に一度は数字を改定しながら常時持ち歩いている「異次元緩和を阻む3段階ダム」と題する図で、アベノミクスが始まった
2013年の3月から6年間で、日銀が供給するマネーの総額である「マネタリーベース」は138兆円から523兆円に3・8倍も増えた
というのに世の中にはそれほどお金が出回っていない現象がどうして起きるのかという構造を示している。

 日銀は刷り増したお札をヘリコプターで撒くわけにはいかないので、そのお金で国債を買う。それも直接市場から買うことはできないから
民間銀行が保有する国債を買い上げ、その代金は各行が日銀内に設けている当座預金口座に振り込む。ここの利率は低いか、もしくはゼロ、
さらに16年2月からは一部にマイナス金利が課されることになり、置いておくだけ損になるから、各行はドンドン引き出して貸し出しや
投資に回すだろうと想定されていたのだが、各行はいっこうに引き出さず口座に貯まる一方。そのため、同口座の残高は6年前には58兆円に
過ぎなかったのに、353兆円も増えて何と7倍の411兆円にまで膨らんだ。理由は簡単で、世の中には設備投資や消費ローンを組むような
需要がないからである。

 もともとアベノミクスは、マネーをジャブジャブにすれば人々は金持ちになったと勘違いして投資や消費に走るだろうというインチキ経済学を
ベースにしている。しかし、芽(需要)のないところに肥料(マネー)だけ撒いても芽が出てくるわけがないことは子どもでも分かる話で、
やっぱり原理的に間違っていたことが6年かかって証明されたわけだ。

 なので、冒頭の「何百兆円ものお金はどこへ?」の問いに対しては、「せっかくのお金は日銀本店構内からほとんど外に出ていないのです」
という残念な答えを返すしかないのである。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/25844...

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002 2019/07/19(金) 01:55:21 ID:1Q1Q5EymJk
安倍政権になる前から>>1が言ってるのと同じことを、ここ明和水産で言い続けてきたが
右も左も、バカみたいに仲良く口を揃えて、白川が悪い、白川の逆をやれば景気がよくなる、黒田が正しい、の一点張りで全く理解してなかった
>>1の後出しジャンケン馬鹿も、当初はバカと仲良く口を揃えてたうちの一人だろ
当時、日銀のブタ積みを的確に指摘してたのは慶應の池尾教授くらいだったからな
それを今さら、知った風な口を(笑
超笑える

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