米テスラ、中国でＥＶ値下げ　主力「モデル３」は６％

米電気自動車（EV）大手テスラは16日、中国で販売するEVを値下げした。主力の小型セダン「モデル3」の価格は35万5900元（約560万円）からとし、従来の37万7000元から約6%引き下げた。テスラは2018年11月や19年3月にも中国でEVの価格を引き下げている。相次ぐ値下げにより販売をてこ入れし、世界最大である中国のEV市場での事業拡大につなげる。

中国メディアによると値下げ率は最大7%で、車種により異なる。高級多目的スポーツ車（SUV）「モデルX」は79万900元から、高級セダン「モデルS」は77万6900元からで、それぞれ従来より約4%下げた。テスラは今回の値下げについて世界的に車種の構成を見直す活動の一環としており「他の車メーカーと同様に定期的に価格などを調整している」と説明する。

テスラは米国で生産したEVを中国に輸出して販売している。一方、中国市場向けにEVを生産する工場を上海に建設中で、2019年中にも稼働する見通しだ。テスラは新工場で生産するモデル3の価格を32万8000元からとする方針を示しているが、今回の値下げにより米国から輸出するEVとの価格差は縮まることになる。

中国は世界最大のEV市場で、EVなど新エネルギー車の販売台数は18年に約126万台だった。ただテスラの18年の中国販売は約2万台にとどまる。テスラは米国での売上高が大半を占める状況から脱却し、中国でいかに販売を伸ばせるか…以下ソース

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47418620X10C19A7...

同社が今月発表したこの３モデルの第２・四半期の納車台数は、前四半期比５１％増の９万５２００台と記録的な高水準だった。うち全体の８０％前後をモデル３が占めており、同社の成長戦略上モデル３が重要な存在になっていることが浮き彫りとなった。第３・四半期の生産と納車も引き続き拡大するとの見通しを示している。

https://jp.reuters.com/article/tesla-prices-idJPKCN1U...

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