小麦とコメは需給状態が全く違うだろ?
どういうことか?と簡単に言えば
小麦は世界の生産量が年間約7億5,000万トンで実際に年間7億4,500万トンが消費されている。
対するコメの世界の生産量は年間約4億7,000万トンで実際に消費されているのは
年間4億1,000万トンほど。
仮に日本が生産量を3倍程度(770万トン→2300万トン)に増やしたとしても
生産量で5位(28,000万トン)のベトナムと6位(19,000万トン)のタイの間に割り込む程度で
中国、インド、インドネシア、バングラデシュの上位4強には遠く及ばない。(現在の日本は12位)
更に現実問題として存在するのが「ジャポニカ米」を生産しているのは主に中国と日本だけで
世界シェアは10%、台湾や韓国やアメリカのジャポニカ米は統計的には誤差の範囲でしかない。
更に「コメの輸出量」で世界1位は中国。
中国の年間生産量は1億4,500万トン
現在の日本の約19倍、仮定の話として日本の生産量を3倍程度に上げたとしても約7倍。
纏めると
・(日本が)生産量を増やしても世界的に見れば生産量で上位に食い込むことは難しい
・世界のコメ需要を考えると現状以上に供給量を増やしても需要が見込めない
・更に、ジャポニカ米の需要は世界的には10%以下と極僅か
・世界中で争奪戦となるほどの需要がある小麦との違い
・ウクライナやフランスは現在の生産量で7~8位前後と世界的なプレイヤー
(因みに日本の小麦は世界52位)
・日本の大規模農家の平均耕作面積16.6ha、カリフォルニア州平均147ha、オーストラリア
ニューサウスウェールズ州の平均75ha、中国黒竜江省の国営農場の平均300ha
生産コストは概ね6~8倍で、これをキャッチアップできるか?が課題
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