ダイキャストで複雑な形状を作るのは大変です、その為どうしても湯流れを 
 考慮し肉厚の急変部位もなるべく避けて設計、結果思うほど軽く成らない。   
 またアルミ材は熱処理によって必要強度を得る為、キャスティング後で部位別に 
 しろ全体一括にしろ熱を加えると熱膨張により歪みや残留応力の影響が残ります。   
 小さい部品であれば考えずに済むバラツキが結構出て、担当した技術者は合わせ部品 
 との整合性でとんでもない苦労を現在も続けて居る事でしょう。   
 それとアルミ板どうしのスポット溶接は旧NSX時代から有りましたが、最近は 
 構造用接着剤の進歩で機械的接合で位置決め後塗装工程の焼付で強度を担保する 
 考えが主流ですがここでも隙間のバラツキによる呪縛から逃げられません。   
 そして一番重要な点が鋳物部材は鋼板部品に比べ捩じれや振動の伝達が違ってきます、 
 モーターで静かになり今まで気にしなかった音振を抑える為一層の防音処理が必要。   
 結果車両価格が上がり逆走老人や脇見運転事故で骨格に影響出た車体は速廃車、 
 車両保険をしっかり払えるユーザー以外は購入することを躊躇う未来かと。
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