>>23  例えば、モノづくりに於いて不良品率をある程度の数字で看過すると 
 返品される不良品も一定数ある代わりに、いわゆる『後向きコスト』といわれる 
 不良品を抑え込むコストが大幅に軽減され、結果として儲かる。筈。。。 
 筈といったのは、単にコスト積算では見えない信用という要素もあるからね。 
 でも、とりあえず現段階での中国のモノづくりは基本的に不良品率を看過している。   
 そもそも我が国は物量や資源面だけではなく技術的にも決して優位的な立場ではなかった。 
 日産のブルーバード(310系)が初めて北米に輸出された当時、ロッキー山脈を越えられない 
 と酷評されたように純粋に技術面で大いに劣っていた。 
 大型のディーゼルエンジンなんて船から重機から列車に至るまで1970年代まで、すべて 
 西ドイツのマン社やスイスのズルファー社などのライセンス生産だったしね。   
 それが今日の立場を築いたのは単に、丁寧な仕事に尽きるんだよ。 
 で、それが非効率、生産性の低さと表裏一体というか紙一重なんだな。   
 かつて電子(電機)立国と言われた日本も、得意分野がすべてコモディティー化してしまい 
 今は韓国勢が世界を席巻している。が、これもやがて中国の海信集団有限公司などに 
 取って代わられるだろう。 
 イノベーション分野でプレゼンスを発揮できれば言うことはないが、やはり強みである 
 低い不良品率、高い歩留まりなど丁寧な仕事が信用を勝ち取る。 
 そういう分野に活路を見出すことこそが強みではないのかな?
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