リチウムイオン電池 技術開発リードした日本、「産業化」で失敗


▼ページ最下部
001 2022/01/30(日) 08:44:32 ID:gyMxCwgjEg
スマートフォンなどへの導入で急速に普及したリチウムイオン電池の開発をリードしたのは、日本人の技術者だった。2019年に吉野彰・旭化成名誉フェローがノーベル化学賞を受賞したのがその象徴だ。

だが、日系メーカーがスマホやノートパソコンなど電化製品の市場シェアを落としていくのを追い掛けるように、日本の電池産業の存在感も低下していった。

そうした中でも、日本のお家芸である自動車業界では電池も輝きを保っていたといえる。民生電池の勢いには陰りがあったが、車載電池ではトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)向け電池を納入していたパナソニックが世界シェア首位に君臨していた。

ところが現在、パナソニックは車載電池の市場シェアで中国・寧徳時代新能源科技(CATL)に首位を奪われ、3位(シェア13%)に甘んじている(韓国の調査会社、SNE Researchがまとめた21年1~10月の車載電池のシェア)。

日系電池メーカーの没落は目を覆わんばかりだ。シェア上位10位に入ったのはパナソニック1社のみ。同社は当初、米電気自動車(EV)メーカーのテスラに独占的に電池を供給していたが、テスラは中韓の電池メーカーからも電池を調達するようになり、“仕入先の一つ”に格下げされてしまった。それどころか、独ベルリン工場では電池の内製化も進めている。

これに対して中国勢はシェアトップのCATL(同31%)、4位のBYD(同9%)など6社がトップ10入りし、市場全体の47%以上を占めるまでに躍進。韓国勢もLG化学(同21%)が2位に食い込むなど中国勢に追随する。

日本勢と中韓勢との格差は今後さらに広がりそうだ。とりわけ中国勢は車載電池工場建設に巨費を投じ、投資規模では他国を圧倒しているからだ。残念ながら、当面の車載電池のシェア争いでは「日本の敗北」はほぼ決まりつつある。

https://diamond.jp/articles/-/29326...

世界最大手、中国CATLの電池製造工程

返信する


▲ページ最上部

ログサイズ:11 KB 有効レス数:28 削除レス数:0





ニュース経済掲示板に戻る 全部 次100 最新50

スレッドタイトル:リチウムイオン電池 技術開発リードした日本、「産業化」で失敗

レス投稿

未ログイン (ログイン

↑画像ファイル(jpg,gif,png)