アルケゴスのフアン氏がひそかに積み上げた巨額資産、数日で消失
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001 2021/03/31(水) 02:21:27 ID:rE8xOCK53s
マンハッタンのミッドタウン、カーネギーホールの向かいにあるオフィスで、ビル・フアン氏はひそかに世界最大級の資産を積み上げていた。
ウォール街でもほとんど知られていなかった同氏だが、突然有名になった。
同氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントは今や、史上最大のマージンコール(証拠金請求)の渦中にある。危険なほどレバレッジを効かせた秘密裏のポジションが一瞬のうちに解消されるというドラマだ。
フアン氏の資産増大は、ここ数日に銀行が大量売却した銘柄からうかがうことができる。バイアコムCBS、ディスカバリー、跟誰学(GSXテクエデュ)、百度(バイドゥ)はいずれも今年急上昇し、トレーダーらは首をかしげていた。
ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレー 、ウェルズ・ファーゴが26日以降のブロック取引で売っているフアンのポートフォリオの一部は、先週時点で約400億ドル(約4兆4000億円)の価値があった。
銀行は、アルケゴスの純資本、つまりフアン氏の資産が100億ドルを超えていたと考えている。ポートフォリオの処分が続くに伴い、総ポジションの推計額は上昇し、500億ドルあるいは1000億ドルを超えるとも見られる。これがほんの数日で消失した。
ベテランマクロ投資家のマイク・ノボグラーツ氏は「こんなことは見たことがない。密かに積み上げられ、集中し、速やかに消えた。個人資産の消失として史上最大の一つに違いない」と話した。
損失の波紋はニューヨーク、チューリヒ、東京を含む世界に広がり、世界の規制当局の目の前でこれほど大きなリスクを多くの銀行に助けられて積み上げるのがなぜ可能だったのかという疑問を呼び起こした。
一つには、フアン氏が監視の緩いファミリーオフィスを設立したこと、大きな持ち分を開示することなく積み上げることができるデリバティブ(金融派生商品)を利用したことがある。もう一つは、同氏が約10年前にインサイダー取引と相場操作を巡ってヘッジファンド業界を追放されていたにもかかわらず世界の銀行が同氏を顧客として受け入れたことだ。
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002 2021/03/31(水) 02:23:41 ID:rE8xOCK53s
フアン氏は2012年にインサイダー取引と中国の銀行株の操作した疑いで米証券取引委員会(SEC)から提訴されタイガー・アジア・マネジメントとタイガー・アジア・パートナーズを閉鎖している。フアン氏とこれら会社は4400万ドルを支払い、同氏は和解条件として投資顧問業界で働くことを禁止された。
同氏はその後すぐに、アルケゴスをファミリーオフィスとして設立した。
一族の資産を管理するファミリーオフィスは投資顧問業者としてSECに登録する必要がなく、所有者や幹部、運用資産額を開示する義務もない。小規模なファミリーオフィスならば問題はないが、今回のように巨大ヘッジファンド並みの規模になった場合は市場全体にもリスクを及ぼし得る。
元SEC当局者のタイラー・ゲラッシュ氏は「ファミリーオフィスの規制についての疑問をあらためて提起するものだ」と述べた。「問題は、ファミリーオフィスが家族や友人だけではなく市場に重大な影響を与える可能性があり、ドッド・フランク法(米金融規制改革法)導入後もSECの規制枠組みがそれを明確に反映していないことだ」と説明した。
アルケゴスは野村ホールディングスやモルガン・スタンレー 、ドイツ銀行、クレディ・スイス・グループなどを取引パートナーとしていた。ゴールドマンはSECの訴訟後しばらくの間、コンプライアンス上の理由からフアン氏との取引を拒んでいたが、同業他社が利益を上げる中で姿勢を転換した。
フアン氏のポートフォリオの全体像はまだ明らかになっておらず、どのポジションが今回の引き金になったのか、同氏がどのようなヘッジをしていたかも不明だ。
米国株1億ドル超を保有する投資業者は四半期末に保有資産について規制当局に報告する必要があるが、フアン氏は届け出を行ったことがない。トータルリターンスワップ(原資産のキャピタルゲイン・インカムゲインなどを全て含むリターンと事前に取り決めた金利を交換する取引)を利用して、自身のポジションが銀行のバランスシート上にあるように見せていたためだ。このスワップはポートフォリオのレバレッジを高めることも可能にする。
以下ソース(米ブルームバーグ)
https://shikiho.jp/news/0/41994... 日経:アルケゴスの巨額投げ売り、盲点だった「個人」投資会社
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN29AEX0Z20C21A3...
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003 2021/03/31(水) 08:47:58 ID:CdL34e8KyA
004 2021/03/31(水) 09:31:02 ID:3iqwXZjKDY
005 2021/03/31(水) 10:11:59 ID:wN6IMvRYjQ
ウォール街揺るがした韓国系ビル・ファン…野村・クレディスイスの時価総額8兆ウォン蒸発
米国で活動する韓国系投資家のビル・ファン(ファン・ソングク)氏が起こした波紋が米国の証券市場を揺るがしている。
ファン氏が運営するアルケゴスキャピタルが大規模投資損失によりウォール街の投資銀行で追加証拠金納付要求を通知されたためだ。
アルケゴスが証拠金を払えずゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、クレディスイス、野村証券などが強制的に処分した株式は300億ドルに達する。
強制処分は投資家が投資銀行などに担保として提示した株式などの価値が一定水準以下に落ちた時に行われる。
投資銀行はひとまず電話をかけ担保価値が不足するので担保を補充するよう要求する。
アルケゴスが追加証拠金納付に応じられず、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは26日から先を争ってアルケゴスが担保として提供した株式を売却した。
しかし野村証券とクレディスイスは相対的に対応が遅れ大規模損失を出したと推定される。
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